辛味とは?

レッドチリ

スッキリしない天気が続きますね、spice roomのマツカワです。

今回は、スパイスカレーにおいて主役級のレッドチリについて。

僕が持っている食材大図鑑によると
学名:Capsicum annuum
別名:トウガラシ、カイエンペッパー
科目:ナス科 トウガラシ属 多年生草木
部位:果実
風味:強く刺すような辛味と風味
効能:食欲不信、胃弱、風邪、冷え症
特徴:チリに含まれるカプサイシンは熱に強く、加熱しても辛味が変わらない。
   カイエンは品種名でなく、フランス領ギアナのカイエンヌという地名に由来している。
との事。


辛いものを美味しいと感じるには、”アドレナリン”と”エンドルフィン”という2つの物質が作用しています。
レッドチリを食べるとまず”アドレナリン”が分泌され血糖値が上昇し、高揚感が得られます。
これが心地よいと思わしていますが、実際には”痛い”という感覚なんです。
そこで”エンドルフィン”が分泌され、痛みを和らげ爽快感と美味しさを感じさせてくれます。
なので辛い食べ物が好きな人は、”エンドルフィン”の分泌量が多いのかもしてません。(勝手な僕の考察です)

そして、辛味という感覚は味と言う字を使ってますが、味覚ではありません。味覚とは、「甘味・苦味・塩味・酸味」が基本の4味です。それに加えて「旨味」が第5の味覚とされています。
では辛味とは?
答えは「痛覚」、しばかれた時に感じる「痛い」と同じなんです。(笑)
つまり脳の神経で感じているのですね。

料理にレッドチリで辛さを付けてしまうと、残念ですがもう戻れません。
甘味を足すと和らいだように感じますが、それは甘辛くなっただけで辛さは変化してません。

さらに辛くて思わず水を飲んでもあまり効果はないです。レッドチリの辛味の素となるカプサイシンは、
脂溶性(脂に溶ける)なので水では溶けないので辛味がおさまりません。
ヨーグルトや牛乳などの乳脂肪分には辛味を緩和する効果があるので、スパイスカレーによく使われるのです。
理にかなってます。
カレーを食べるときにラッシーを飲むといいと思います。
生卵も舌をマスキングしてくれるので辛味に効果があります。

そんなこんなで今回はレッドチリの事でしたが、どうでしたか?
あまり入れすぎないように注意して下さい。

それとカプサイシンにより身体を温める効果がありますが、それで汗をかいて冷える事もあるのでご注意を。